琴唄舞 若宮流宗家 若宮香曻の公式ブログ お稽古のこと。お着物のこと。日本舞踊をもっと気軽に楽しんでいただけたら幸いです。体験お稽古の様子もお楽しみに!
by nihonbuyou
カテゴリ
全体
体験お稽古
おけいこ日記
着物
宗家若宮香曻(かしょう)のこと
出張
未分類
以前の記事
その他のジャンル
最新の記事
昨日の浅草お稽古での着物
at 2018-04-10 20:29
早くも浴衣の季節
at 2018-04-02 11:27
昨日は浅草講習会でした。
at 2018-03-27 22:38
浅草衣裳合わせ
at 2018-03-12 17:01
大分講習会
at 2018-03-05 10:44
画像一覧
毎日お稽古ブログ
打合せ
打合せ 

ミーティングのことではありません。

地唄には「打合せ物」というのがございます。

異なる曲を同時に弾いて楽しむ打合せという演出の演奏のこと。

違う曲を同時に弾いて美しい旋律を奏でるとは

日本の昔の演奏家はなんと面白く遊び心いっぱいなことを。

それが、腕を磨くためでもあったわけで、

もう、お稽古そのものが美しすぎます。(目指したい)

さて、なぜ打合せかと申しますと、

毎月の浅草古典教室にて、年の後半はいつも地唄をお稽古しております。

今回、選びましたのは、我が若宮流に古くから伝わります曲、

「すり鉢」

こちらを、「れん木」「せっかい」という曲との打合せで演奏されたものを

地方(じかた:踊りの演奏)としました。

すり鉢はご存知の通りで。れん木というのは「すりこぎ」のこと。

「せっかい」はすり鉢の目地につまったカスを掻き出す道具。

この3点はセットです。一緒に使う。

「打合せ」(同時演奏)がつながってきましたね。

歌詞ですが、唄い出しは

〽海山を、越えてこの世に住みなれて・・・

「海山を越えて」そして「この世」とくれば、「来世」という想像が頭に浮かびます。

「前前前世」という歌が流行りましたが。(余談)

時を越えてという雰囲気でしょうか。もう魂レベル。

〽比翼連理(ひよくれんり)と契りし仲を・・・

比翼連理とは、「長恨歌」(ちょうごんか)という長編の漢詩にある

「天にあっては比翼の鳥となり、地にあっては連理の枝となって永遠の愛を誓う」というもの。

〽煙を立つる賎の女が、心ごころにに逢わぬ日も、逢う日も夜は独り寝の・・・

賎の女とは身分の低い女。煙ですから、炊事してます。すり鉢の登場です。

「れん木」「せっかい」とセットです。いつも一緒で、くっついてます。炊事に使う昼間だけ。

夜は別々にされてします。さみしいです。契りし仲の2人に重ね合わせてます。

来世まで永遠の愛を誓った同士、離れられない仲なのに。

つづく


[PR]
by nihonbuyou | 2017-09-07 14:41 | おけいこ日記
<< 殺陣祭 夏祭り >>